元葬儀屋の終活総合サービス

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ボクが葬儀屋になって一番最初に仏様を見た日の事 ❗

皆さん本日は、非日常的な内容をお伝えさせて頂きます。

私が葬儀社に入社し、社内研修を経て初めて、

「仏様(ご遺体)」

を見た時の事は今でも鮮明に覚えています。

「じゃあ、まず故人様にお参りしようか」

と先輩に連れられて、緊張と恐怖の中、勇気を出して

「安置室」

という部屋に入りました。

そして部屋の奥に目をやると、

「顔隠し」

という白い布がかかっている状態の故人様がいらっしゃいました。

そして、勇気を振り絞りそぉ~っと顔隠しを取りました。

するとまるで眠っている様な穏やかな表情をされていました。

そして、納棺をさせて頂きました。

納棺とは、故人を棺に納める事です。

仏様に触れた時の感想は、

「冷たい❗」

ドライアイスを当てていたので冷静に考えれば分かるんですが、その時は、

「人は死んだら冷たくなるんだ…」

と思いました。

ちなみにご遺体を病院等に迎えに行く場合には、死亡時刻から大体3~5時間に到着する場合が多いんですが、まだ体温は下がっていません。

生きている方を抱えている様な感覚に囚われます。

体温は室内に合わせる様に調整しますので、極端に冷たくなる事はありません。

話を戻しますが、無事に納棺を終えてお通夜が終わり帰宅しました

そして、寝る前に一日を振り返りました。

「俺、本当に死体に触ったんだな、葬儀屋になったんだな❗」

私は、当時ダメ人間でしたので転職を繰り返し、知人に紹介してもらって葬儀社で働く様になりました。

当時は今ほど葬儀業界が認知されていなかったので、世の中色々な仕事がある中で、あえて葬儀社を選んだ事に、周りは不思議がっていました。

両親は、プラプラしているよりはマシだ❗という事で特に反対していませんでした。

結果的に、葬儀業界に身を置いた事で起業するキッカケになりましたので良かったと思います。

初めてご遺体を見た後は、色々な経験をさせて頂きましたが、やはり一番最初に見た時の事は覚えています❗

同僚の中には、ショックで辞めてしまった方も居ます。

葬儀業界も、現在は専門学校が出来る程、世間に認知され式場等、華やかな部分だけがクローズアップされていますが、ご遺体と触れる、処置をする等、大変な部分とは切っても切り離せません❗

「人の嫌がる仕事」

は、しなくてはなりません。

これから葬儀社で働こうと考えいる方は、葬儀社の基本、

「死体に触れる」

この事を忘れてはいけません。



本日もありがとうございました❗

感謝しています😊