元葬儀屋の終活総合サービス

大阪府河内長野市にある終活相談所のブログです。➡http://rakusou.co/

葬儀屋さんの見習い期間ってどんな感じ❔

皆さん本日も宜しくお願い致します❗

葬儀屋さんになりたい人は、

「葬儀社で働きたいけど怖い人だらけなのかな😰」

「心霊現象とか無いのかな😥」

等々興味があると思いますが、

「どの位で一人前になれるのかな❔」 

についてお話させて頂きます。

葬儀社によってマチマチですが、大概の事が出来る様になるには2年~3年はかかります。

勿論、向上心があってもその時のタイミングや、上司の判断に左右される事もあります。

中には小規模な式ばかり担当し、大規模な式や特殊な宗教を避け、いつまで経っても成長しない方もいます。

上司としても「お葬式」は一回限りの事なので、失敗は許されません❗

ですが、いつまで経っても担当させない訳にはいきません。

大概、先輩にくっついて覚えていきます。

ですので、初めての担当は、上司、先輩が横について行う場合が多いです。

横について一番ドキドキするのが、司会です❗

お名前や会社名等読み違えると取り返しがつきますせん😰

祈る様な気持ちで見てしまいます。

そして何事もなければホッと胸を撫で下ろします😌

会社によって違いはあるでしょうが、自宅や集会所、寺院等の飾り付けは肉体労働になりますので、

「見て覚えろ❗」

で済みますが、接客、進行、司会に関してはそんな訳にはいきません❗

やり方だけを覚えても「気持ち」が伴ってなければご遺族には「事務的」に見えてしまいます。

例えば、搬送の際にご遺体の扱い方が粗かったり。

まだご遺族が理解しないまま打合せを進めていったり。

来る予定のなかった方が来て、担当者に無理を承知で料理の追加をお願いすると、冷たくあしらわれたり。
 
担当者は確かに時間に追われていますので、気持ちは分かります。

私も余裕がなければ、自分本位で進行してしまう事もありました😔

火葬場に入る時間に間に合わせる為に、まだご遺族がお別れしている最中にお棺の蓋を閉じた事も…

喪主様が悲しみにくれているのに、祭壇や料理等が間に合わなくなるという理由で、半ば強引に他のご遺族と打合せを進めていく…等

今書いていてもとても申し訳ない気持ちになります…

「社内だけの常識」に合わせる為に、お客様との接客時間が短くなる事も良くあります。

初めはしょうがないか😰と思っていましたが、段々
「なぜ社内のルールをお客様の気持ちより優先しなければいけないんだ❔」
と思う様になりました。

今は、どんな事にも理由が在るんだろうな。と考える事も出来ますが担当したての頃は、視野が狭くなりがちですので融通がきかなくなります。

お客様都合よりスケジュール都合。
「式典屋」であればテキパキ仕事をこなすだけで良いんですが、「サービス業」ならお客様視点で物事を進めていく事が必要です。

会社内で「俺は出棺時間を遅れさせた事がない❗」

「私は段取りが良いからもう終わった❗」等々、自慢し合う事も、良いんです。

葬儀屋にとって順序良く式進行しておく事が重要ですから。

時間を意識せず、ダラダラと担当する事は避けたいですが、あまりにも段取りを意識し過ぎてお客様への気遣いを忘れると良くありません❗

最近のお客様は目が肥えてらっしゃいますので、自分本位な行動はすぐ見抜かれます😌

ですので、「段取り良く❗」と「お客様優先❗」この二つをバランス良く進行する事が出来れば一人前になれるのかな❔と思います。

本日の所はこちらで失礼致します。

ありがとうございました。

感謝しています😊