元葬儀屋の終活総合サービス

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家族葬を行う場合に気をつけておく事


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10年前は、お葬式に参加する事は当たり前だった様に思います。


葬儀社からしても参列者が来る前提で、準備していました。

しかし、家族葬の増加によって、

「お参りに行って良いんだろうか?」

と悩む事が増えてきました。

何故なら遺族によって「家族葬」の定義が様々だからです。

実は「家族葬」 って葬儀社が決めるものではないんです。

遺族が呼ぶ範囲を決めるんです。

RAKUSOU がご案内させて頂いている家族葬の定義は4段階の定義を設定します

①ひとつ屋根の下の家族だけで行う

②普段から付き合いのある親戚まで呼ぶ

③普段は付き合いのない親戚まで呼ぶ

④仲の良い友人、知人まで呼ぶ

上記の定義を設けると、葬儀式場も選びやすくなります。

良くある悪質な葬儀屋さんの常套句

お参りが何人来るか分からない場合は、家族葬でも広い目の式場にしましょう

と勧めてきます

広い式場の方が式場使用料を高く取れますし、広くなれば祭壇や祭壇花飾りも式場に合うランクのものを売る事が出来ます。

しかし、家族葬であれば遺族や親戚が参列者にキチンと伝えておけば、ある程度人数的を抑える事が出来ます。

勿論、伝え方が大切です。

私が葬儀屋時代にお伝えさせて頂いた事は、

家族葬で行いますとは言わないで下さい。

とお話していました。

何故なら、家族葬であっても聞いた側にとっては、行って良いのか駄目なのか判断がつきにくいからです。

ですので私がお伝えしていた事は、

親族のみで行います、さらに

家族葬専用の式場で行います。

と伝えて下さいとお話していました。

ベストは、訃報書等に記載すると良いでしょう。

文字にすると分かりやすいですし、受け取った側も他の方に伝えてやすいからです。

しかし、一番大切な事はお参りに来る方の気持ちです。

いくらキチンと伝えてもお参りに来られる方は、義理でなく本当に故人とお別れしたいと思って来るんですね。

言い方はあまり良くないかも知れませんが、

「家族葬」

と言う言葉は義理でくるか?本当に来たいと思う方か判断出来るフィルターの様なモノかも知れません。

今日も感謝です。