元葬儀屋の終活総合サービス

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葬儀屋さんとご遺体(3)

おはようございます。

今回は、御自宅で亡くなられた場合ですが、リアルに書いてますので苦手な方はご遠慮下さい。

基本的に自宅療養されていて亡くなられた方は、担当の医者が居れば検視にはなりません。

あくまでも事件性が有るか無いかが基準になります。

たまにあるんですが、自宅療養中に亡くなられた場合に、慌てたご遺族がすぐ警察に通報するケースもあります。

その場合、必要も無いのに衣服を脱がされ、たくさんの警察に囲まれ、写真を撮られたりします。

その光景は御近所の方から見ても異様に見えます。

あくまでも自宅に訪問診療されている担当医が居る場合ですが、亡くなられても24時間以内に担当医が立ち会えば、病院で亡くなられた場合と同じ様に死亡診断書が発行されます。

検視がはいれば、

死体検案書

ですが、担当医に診てもらえれば、

死亡診断書

が発行されます。

そして事件性がある場合は、検視がはいります。

まず、ご遺体ですが、

夏場で発見が遅れた場合やお風呂での水死、火事による焼死。
冬場のコタツを付けたまま亡くなられた方は状態の良くない場合があります

夏場は一週間でも発見が遅れると皮膚が黒く変色します。

ひどい時には、皮膚が溶けて黒い液体が畳に染みているケースもあります。

お風呂で亡くなられた場合も皮膚がふやけて破れたりします。

冬場のコタツを付けたまま亡くなられた場合は、赤くただれたりしてとても痛々しいです。

火事による焼死の場合、皮膚が焼かれて死ぬのではなく、炎を口から吸い込んで肺が焼けて亡くなられますので、口元が損失している場合が多いです。

警察も検視に来ますが、衣服を脱がせるだけ脱がせて裸のまま放置したり、毛布を被せるだけの場合もあります。

そして死臭が酷い場合は、遺体袋に納められている場合があります。

ジッパーを開けるのはベテランでも緊張します。

何故ならどんな状態が見るまで分からないからです。

中には顔が腐敗して分別がつかない方もいらっしゃいます。

ご遺族も顔が見たいと希望されますが、見る前に、

「顔をご覧になられてもご本人と判断はつかないと思います。それでもご覧になられますか❔」

と確認します。

疎遠になられている場合、それでも見る❗と判断された方は、大体泣き崩れます。
やっぱり見ないという方もいらっしゃいます。

見ないという方は、お葬式でも顔も隠しお別れの花向けを行います。

しかし、

「自分なら見たいんだろうか❔」

と考えると、やはり顔を見て納得したいと思います。

ですので、見ない❗と判断されたご遺族には、決して後悔されない様に確認を取ります。


逆に練炭自殺や首吊りはご遺体が綺麗な状態が比較的多いです。

首吊りなら首元を隠すだけです。
中々映画の様なショッキングなご遺体はいません。

次回は、ご遺体の処置方法についてお伝えさせて頂きます。

ありがとうございました❗

感謝しています😊